Apple Special Event October 23,2012 感想

AppleのSpecial Eventが2012年10月23日 am10:00からCalifornia Theatreで開催された。(日本時間では、10月24日のamから2:00から)ストリーミングビデオがAppleのHPでも視聴できたので、おいらもストリーミングビデオで視聴した。
以下感想を述べて行こうと思う。
このイベントの発表により、iMacを含めた全シリーズが2012年に刷新されたことになる。そして、新たにiPa miniがラインナップに追加された。
全般的に感じたのは、Appleはデバイスの薄さを追求してきたのだな、ということだ。それも、妥協せずに追求してきたということだ。
今回は意外と内容が盛りだくさんで、ちょっと駆け足でのプレゼンだったかな、という印象も受けた。

■  iMacの薄さには驚きの一言
今回予想外だったのは、iMacも驚きの薄さで発表されたことだ。
エッジ部の厚さは、5mmしかない。
下の写真を見ていただきたい。
この写真の角度は非常にうまい角度から撮られているので、一見すると全体がこの薄さになっているように見える。

実際は、背面部分中央に向かい厚みが増しているにだが、非常に美しいボディである。
価格も、$1299(日本の販売価格もは、108,800円)からなのでお手頃です。

最近の家電量販店のPC売り場はNotePC一色なので、このNew iMacの展示は人目を引くのではないでしょうか。
結構ヒットするかもしれませんね。
とにかく、Nwe iMacのボディは美しいの一言だ。

■ そしてiPad mini登場
最後の最後になってやっとiPad miniが登場。
登場の仕方はちょっとあっけなかたのですが、ついに出ましたか、といった感じです。
事前のウワサ情報の精度が高かったので、外見に対する驚きはありませんでした。

おいらが一番気にしていたのは、その重さと厚さです。
先日のブログで、欲しいiPad miniは、重さが300g以下で厚さが7.5mm以下と書いたのですが、実際のスペックは、重さが308gで厚さはなんと7.2mmです。
これは合格点ですし、脅威です。
このビデオをみて下さい。非常に軽く、ハンドリングの良さがうかがえます。片手でも簡単に扱っています。

実際にiPad miniを手にとったら、その軽さと薄さは驚きに迎えられるのではないでしょうか。
iPad miniの発表プレゼン中でちょっと残念だったのは、この軽さと薄さをもっと強調して欲しかったことです。

初代のiPadが発表された時、Jobs氏はその使用するシチュエーションを明確に示しました。
リビングのソファーに座り、ゆったりとした姿勢でデモをしていました。
iPadは、リビングでの使用(家の中での使用)を前提にしています。
今回のイベントのプレゼンの中では、この使用するシチュエーションが明確に示されていませんでした。
iPad miniの解像度はiPad2と同じなので、当然にことながらiPadのアプリはそのまま使用することができます。
またプレゼンの中では、他の7インチタブレットと比較し優位性を強調してもいましたが、iPad miniとしての使用するシチュエーションを示して欲しかったです。

iPad miniは、その軽さと薄さを武器に、新しい使用のシチュエーションを提供できる可能性を秘めています。
iPad miniiPadに比べ、断然フットワークがよさそうです。
セカンドバックにも入るくらいの大きさですし、重さも気にならないでしょう。
ズボンのポケットにはiPhoneを突っ込んで、セカンドバックにiPad miniをいれて気軽に外出や旅行に出かける姿が目に浮かびます。
それとiPhone5のデザリングを利用すれば、より活動範囲が広がるのではないでしょうか。

iPadは、そうはいきません。
iPad miniは、気軽にリビングから持ち出せます。
iPad miniは、iPadの良さを屋外へと連れ出してくれるのです。

iPad miniiPadのアプリをそのまま利用できるわけですが、iPad miniに適したアプリも、もっと登場するのではないでしょうか。
特においらが注目するのはAR関係のアプリです。
iPhoneの場合は、ARを利用してiPhoneの小さい画面から情報を得ることが主目的です。ARを体験するところまでは、画面サイズから言って無理があります。
iPadは、ARのアプリを利用するには重たすぎます。iPadをかざし続けるのは、ちょっとしんどいです。
iPad miniは軽いので、iPadminiをかざし続けても苦にならないでしょう。iPad miniは、ARを"体験"するには、もってこいのデバイスなのではないでしょうか。

■  iPad miniの価格
残念ながらというべきか、当然のことというべきか、iPad miniの価格は、破格値ではありませんでした。
$250前後であれば破格値でしたが、16GBのWiFiモデルで$329です。
日本では、28,800円です。まーこれも3万円以下なので安いといえば安いです。
GoogleAmazonは$200くらいからなので、この価格差は気になるところでしょう。
ただこれは、AppleのビジネスモデルがGoogleAmazonと異なっているため、いたしかたない面があります。
GoogleAmazonは、決して端末の販売で儲けようとはしていません。GoogelやAmazonは、端末が多く普及することを狙っているからです。端末から、GoogleのサイトやAmazonのサイトに優先的にユーザを導ければそれではよいのです。
Appleは違います。端末の販売できっちりと利益を確保する必要があります。そのため、端末のデザインや手にとった感触を非常に重要視するわけです。
仮に、iPadよりもiPad miniが爆発的に売れても、きっちりと利益を確保できる価格設定にしていることしょう。

それでは、iPad miniは爆発的に売れるのでしょか。
GoogleAmazonの7インチタブレットに対抗できるのでしょうか。
可能性は、あるといえます。
あらゆる場面で、ずーっと使えるにことを想定した場合、iPad miniを選択するのではないでしょうか。
GoogleAmazonの7インチタブレットは、確かに安いですが、あらゆる場面でずーっと使い続けることができるかといえば、そうとも限りません。
Appleタブレットであればアプリも豊富ですし、購入したアプリをiPadiPad miniと共有できるわけです。これだけでもお得感があります。
iPadを既に持っている家庭では、じゃあ子供にはiPad miniをプレゼントしよう、となるのではないでしょうか。
iPadはちょっと重いけど、iPad miniだったら軽いので、子供も持ち運びに不便を感じることがなくなり、きっと喜ぶことでしょう。
iPadの購入に躊躇していたひとでも、iPad miniの価格だったら購入を決断するのではないでしょうか。
iPadを持っているひとでも、iPad miniのフットワークのよさからiPad miniを追加購入するのではないでしょうか。
iPadを持っている人は、iPadの魅力を十分に理解していますが、その大きさと重さから、iPadをリビングから持ち出すのを躊躇しているはずです。
それも、iPad miniが解決してくれます。

こうみてくると、iPhone5(デザリング)+iPad miniのセット販売もいいかもしれませんね。このセット販売で、少し割り引いてくれたら嬉しいですね。
auさんかsoftbankさんで、この割引セット販売してくれないかな〜。