TVの終わり、そして始まり。(第7回)

それで、結局TV買いました。
昨年の10月にTVが壊れてiPadで代替していたのだが、結局TVを購入した。
購入したのは、SONYBRAVIA KDL−32EX720。
壊れたのは、SONYWEGA KD−28HR500Bだ。このWEGAのシリーズは、確かハイビジョン対応のSONY最後のブラウン管TVだったはず。ただ、このKD−28HR500Bはスパーファインピッチではない。
スパーファインピッチはKD−28HR500であるが、当時(7年ほど前)すでにKD−28HR500は入手困難であった。近郊の家電量販店ではついぞおめにかかったことはなかった。
今回、BRAVIA KDL−32EX720を購入したのだが、まず思ったのは、軽いこと。
KD−28HR500Bはとにかく重い。50Kg以上もあるのだ。TVの台座から降ろすのに一苦労だった。
当時、本当は32インチサイズを購入したかったのだが、金額的に断念した。でも良かった。WEGAの32インチサイズは、何と70Kgもあるのだ。TVの台座から降ろせないかったかもしれない。
ブラウン管なのでしょうがないが、液晶TVに比べたら驚異的な重さである。
それに比べ、BRAVIA KDL−32EX720は、スタンド含んで10Kg程度だ。
近くのヤマダ電機で購入したのだが、一人で持ち帰りができちゃう重さなのである。
それに、驚いたのが価格の安さ。
お持ち帰り特価で、46,800円だ。これも驚異的な安さだ。
確か、当時KD−28HR500Bは17〜18万円程度したと記憶している。
1インチ当たり、6000円だ。これが、今や1インチ当たり1500円程度なのだ。1インチ当たりの価格は4分の1になってしまったのだ。
この価格ってよく考えてみて下さい。iPad2の価格と同じくらいの値段なんですよ。
この価格帯でTVが販売されたら、そりゃ〜、TVメーカは儲からないですね。
結局この状況は、TVの受像機自体に多くの人が価値を見出していないと言うことだ。

予想したよりKDL−32EX720の画質は良い。
個人的には液晶TVの画質には疑問があった。ぎらつくような画質、強すぎる色調、画面の残像感。やはり、ブラウン管の画質には到底敵わないであろうと思っていたが、KD−28HR500Bの画質にも近く、大変満足している。

32インチをなぜ選んだかと言うと、40インチクラスになると、見た目のインパクトはあるのだが、普通のTV番組を長時間観るのには耐えられない。40インチのサイズで観るに耐えられるコンテンツが常に流されているわけではないからだ。映画鑑賞を主目的とするのであれば40インチサイズでもいいが、地上波の番組やBS放送も長時間を観るには、40インチサイズは耐えられないであろう。

数ヶ月の間、TV無しでiPad2で過ごした後に、TV有りの生活に戻った印象を書こうと思ったのだが、時間切れとなった。
これは、次回にゆずることにする。