IBM 5つの未来予測 その2

前回に続き、IBMの未来予測について書きます。
ビデオを再度引用しておきます。

5年後の未来予測の第4番目は、"The digital divide will ceace to exit"である。
現在の世界の人口は70億人にも及ぶ。IBMの未来予測では、5年以内にこの地球の全人口の80%がmobile deviceを保有するとしている。
人口の80%といえば、成人した人がほぼ100%は保有しているということだ。
世界の人々が、mobile deviceを通じて、何らかの形でつながり合っていると言うことだ。これは、想像をはるかに越える。世界の人々が、つながり合う時代が今までにあったろうか。
国を越えて、人々がつながり合う時代が到来するのである。

5番目は、"Junk mail will become priority mail"である。
このビデオはちょっと分かりずらかった。どうでもいい様なメールが、個人が望む行動や嗜好のフィルタリングを通して有用なメールを選択してくれる、と言うことらしい。
おいらが思うに、ビデオの副題にある""Analytics"の方がかなり重要と思える。
これは、4番目の未来予測ともつながるのであるが、何でもないメールや何でもない行動の履歴が重要になってくる。
1人だけの行動履歴は、それ程重要でないが、行動履歴が多数集まった場合、集積されたデータは重要な意味を持つ。これこそ未来を読み解く貴重なデータなのである。
この集積されたデータの分析こそが、重要な意味を持つのだ。

世界の人々がつながり合う時代が到来した。
そして、そのつながりを分析することが、未来を読み解くことになるのだ。