IBM 5つの未来予測

IBM5年後の未来予測を発表した。
未来予測の項目は、5項目だ。
昔は、今後10年とかであったらしいが、最近は技術の進歩が激しく10年後では見通しがたたず、5年後になったらしい。
未来予測の5項目とは、
・"People power will come to life"
・"You will never need a password again"
・"Mind reading is no longer science fiction"
・"The digital divide will cease to exit"
・" Junk mail will become priority mail"
である。
それでは、紹介ビデオをみていこう。

このビデオを見て、どう感じただろうか。
5年後の未来予測となっているが、おいら的には数年後の未来予測と思えるほど手堅い未来予測となっている。
最初の"People power will come to life"であるが、
これは、自分の家庭で消費するエネルギーは自分で生成せよ、と言うメッセージだ。
おそらく、エネルギーの発生源はいたるところに存在している。
それを単なるエネルギーの放出のみではなく、フィードバックによりエネルギーの保存効率を高め様とするものだ。IBMがこれにどう関わるかは別として、発想としては誰もが受け入れられるものだし、この発想は真剣に考えなければならない。

2番目の"You will never need a password again"は、認証に対する解決策を提示している。今は誰でも複数のパスワード(=個人認証)を保有している。身近な例で言えば、銀行のキャッシュカードやクレジットカード、それにTwitterGoogleiTunesやEvervoteやその他もろもろのネット上のパスワードだ。
最近おいらも勘違いして、銀行のキャッシュカードの暗証番号を間違えた。最初はカードの湾曲がひどく機械の調子が悪いせいと思っていたが、2度目で暗証番号を間違えていたことに気付いた。3回失敗するとカードは没収されてしまうので、危ないところであった。
かように、今は日常生活の中がパスワードだらけなのである。
IBMの未来予測は、これを生体認証が解決するだろうというものだ。
生体認証がベストの解なのか、まだ定かではないが、個人認証の問題は数年後にでも当然解決されるべき課題であろう。

3番目の、"Mind reading is no longer science fiction"は、脳の特定の部位から発生する電磁波パターンによって、人間の思考を読み取ることが現実化すると言うものだ。
これは、すでに実現しつつある。ただ、人間の思考を読み取ると言うよりも、人間の思考を外部装置に伝達することの方が先に進むであろう。
すでに、こんな試作もある。
あのSiriと脳波パターンを組み合わせた実験機デモがある。

このビデオで、思考実験している男性が頭にセットしているのがBrain Wave monitorと称される、脳から発生する電磁波をモニタリングできる機器なのである。
被験者が思考する言葉とその時発生する脳波パターンのマッチングをとって、思考した言葉(命令)と脳波パターンを対応化するのだ。
時代はここまできてしまったんですね。

と、ここまできて、本日は時間切れとなりました。
まだ、未来予測の3つまでしか紹介していないので、残り2つは次回とします。