Object-Cのお勉強

最近Object-Cのお勉強に忙しく、ブログの更新がままならない。
そんなわけで、Object-Cのお勉強について今回は書きます。

どうしても、iPhoneのアプリを作りたくて、iPhone OS(今となっては、iOS)の本を読みかじり始めたのは、2年近くもたつだろうか。
最初に購入したのが、赤松さんの『iPhoneSDKの教科書』であった。
これは入門書として最適かもしれない。
とにかく、本に書かれているコードや手順を踏めば、あ〜ら不思議。それなりのアプリが完成してしまいます。
何だ、簡単じゃん。と思ったのがいけなかった。さて、いちからスタートしようとするとどうにもこうにもならない。
ここからつまずいた。これは、Object-Cをきちんと勉強しないとどうにもならないな〜、と思いObject-Cの入門書を買い込んだが、具体的なプログラミングに進まない。結局1年以上は、放置状態だった。
で、最近になりこれはいかん、と思いネジを巻き直した。

8月頃に赤松さんの上記の本が電子書籍化され、最新のX-Codeにも対応ということで、購入して勉強しなおした。11月にさらにアップデートされ、iOS5にも対応しています。電子書籍版がお勧めです。

この電子書籍版の中で紹介されているNicholas Zambetti氏が開発したLive Viewというツールがすぐれものです。
本の中では、デザインした画面が実機のiPhoneでどう見えるかを確認するツールとしか書かれていないのですが、もっと優れた機能があります。
LiveViewをMaciPhoneにインストールします。
MaciPhoneシミュレータ(iOSシミュレータ)を起動します。iPhoneシミュレータの表示画面にLiveViewの画面を重ね合わせます。
iPhone側でLiveViewを起動します。
Mac側のLiveViewと同期させます。(Mac側のLiveViewは自動認識されるので、それを選択するだけです。)
すると、あ〜ら不思議。iPhoneシミュレータの画面が実機のiPhoneに表示されます。
さらにすごいのは、実機のiPhone側のタッチイベントがiPhoneシミュレータに反映されます。
これは便利の一言です。実機にいちいち開発中のアプリをインストールする必要がありません。
デザインした絵やボタンの位置の操作性を手軽に確認できます。
これは、ホント便利です。

どんな感じかというと、
左がLiveView、右がiPhoneシミュレータの表示画面です。

左が実機のiPhone、右はLiveViewの画面をiPhoneシミュレータの画面に重ね合わせています。
実機のiPhoneにはLiveViewが重ね合わせた画面(=iPhoneシミュレータの画面)が表示されます。
”timerPage"の表記はボタンになっています。これを押すと別の画面に遷移し、タイマーがスタートします。

実機のiphoneで”timerPage"のボタンを押すと、タイマーがスタートする画面に遷移しタイマーのカウントダウンが開始されます。

こんな感じで、タッチイベントの操作性と表示画面の確認を実機でできてしまいます。