iPadな日々 その2

iPadの購入には、最初は迷った。でも購入した後は手放せない。
これが、正直な感想である。

タブレットの普及はまだまだこれからだ。大多数の人々は、タブレットの魅力に気付いていない。ただ、多くの人が、タブレットに魅力に気付きつつある。
そのせいか、価格的魅力もあるのだが、AmazonKindle Fireが結構頑張っている。
Kindle Fire登場前は、iPadとその他タブレットといた図式であったが、Kindle Fire登場後は、Kidle Fireが存在感を増しつつある。
Amazonの戦略は巧妙だ。タブレットの画面サイズがどうであれ、価格帯が$500前後になると、どうしてもiPadには勝てない。
Amazonはこの辺がよく分かっている。画面サイズはiPadのちょうど半分の7インチサイズの画面を選択し、価格も半分にした。$200以下の価格というのは、かなり魅力的だ。
Amazonの目的はタブレットを売ることではない。タブレットを通してAmazonが提供する物品やコンテンツを購入してもらえばいいのだ。
ちょうど、Googleが検索のプラットフォームになったように、Amazonタブレットは、消費のためのプラットフォームになればいいのだ。

ちょっと、前置きが長くなりました。
なぜ、iPadが手放せなくなったかというと、一つにはUIの素晴らしさにある。
iOS5のバージョンアップによって、マルチタッチジェスチャー機能がアップした。
4本と5本指のマルチタッチジェスチャーがサポートされたのだ。
これは、とにかく便利の一言。
4本指で上にスワイプするとマルチタスクバーが表示される。
従来は、ホームボタンを2度クリックしないとマルチタスクバーが表示されなかった。これが、一発でできる。
さらに、4本指で左右にスワイプすると、直近で利用したいアプリに移行することができる。直前のアプリに戻るのが、一発でできる。
4本指で、上にスワイプさせるとこんな感じだ。ちょうど、ホームボタンを2度押した時と同じようにマルチタスクバーが表示される。


上の写真のマルチタスクバーの一番左手には設定のアイコンが表示されている。
今この記事は、7noteを利用して下書きを書いているのだが、直前に利用したのは、設定のツールだ。
7noteの画面を4本指で左にスワイプすると一発で設定の画面に移行できる。
7noteの表示画面を、4本指で左にスワイプすると、一発で、設定の画面になるのだ。とっても快適だ。
iPadでの5本指の操作は、5本指でピンチすると(5本指をすぼめると)ホーム画面が表示される。

iPadのマルチタッチUIはこの様に快適なのだが、実を言うと、MagicTrackPadの方がもっと快適なのだ。
マルチタッチの観点からすると、iPhoneiPadに比べてMagicTrackPadが一番進んでいるのだ。
iPhoneは、2本指のマルチタッチまでしかサポートしていない。iPadは、これに加えて4本と5本指の操作が可能となっているが、MagicTrackPadでは、以下のことができる。(以下に記すのは、LIONの場合である。)
◆ポイントとクリック
・1本指でタップ。
・2本指でタップすると、副ボタンクリックと同じ操作となる。(←これ便利)
・3本指でダブルタップすると、辞書表示となる。(←これ便利)
・3本指でドラッグできる。
◆スクロールとズーム
・2本指でスクロール。
・2本指でピンチ(拡大縮小)。
・2本指でダブルタップすると拡大縮小。
・2本指で回転。
◆その他(これが便利)
・2本または3本指の左右スワイプでページを進めたり戻したりできる。これは、Safariのウェブ画面のページを戻したり進めたりするのに超便利。この機能だけでも、iPadに取り込んで欲しい。ウェブのページを戻したり進めたりするのに、Safariの左上にある矢印をタップするのは、とにかく面倒なのだ。
・3本または4本指の左右スワイプでアプリ間を移動可能。
・3本または4本指で上にスワイプでMissionControl表示。
・3本または4本指で下にスワイプでExpose表示。
・4本指でピンチすると(指をすぼめると)アプリ一覧画面を表示。
・4本指を広げるとデスクトップを表示。


ちょっと長々と書いたが、iPadでそのマルチタッチUIの素晴らしさを体験してしまうと、iPadが手放せなくなってしまうのだ。