タブレットの可能性はまだこれからだ。

iPad2を購入して、約2ヶ月がたとうとしている。
7月の末に購入したのだが、当時iPad3が10月に発売のウワサもあり、ちょっと迷っていたのだが、待ちきれずに購入した。(注:iPad3の発売は、どうやら2012年になる見込みだ。来年にならないとA6のチップが量産にならないためだ。)
7月の末に購入して以来、iPad2が手放せない状況となった。
ウェブはほとんどiPad2ですましている。リビングのソファに座り、くつろいで観ている。画面の大きさも苦にならない。iMacだと表示画面は大きいが、Webの画面で読みたい領域はiPad2でも同じくらいの大きさに表示できる。
iPad2を使って感じたのは、iPad2はReadingとWritingに適しているということだ。例えば、Readingでいえば、Flipboardがある。雑誌感覚でニュースが閲覧できて、ニュースを読んでいて小気味好い。写真とテキストの配分表示も抜群に良いし、Twitterの表示も雑誌感覚で見ることができる。
iPad2には、読むことの可能性を強く感じる。
それに、iPad2の真骨頂は、手書き入力にある。iPhoneの小さな画面に比べて、ノート感覚でWritingできるアプリがたくさんある。例えば、7noteなどは、その文字認識の精度の高さもあるが、手書きで文字を書き込む楽しさがあるのだ。
ソフトウェアキーボードも、当然のことながらiPhoneの画面よりも大きいので入力しやすい。iMacのKBはもともとかなりソフトタッチであるが、iPadのソフトウェアキーボードのタッチ感に慣れてしまうと、かなり重く感じてしまうのだ。
今では、ブログの下書きも、7noteですませている。7noteで入力し、Evernoteへ転送している。
iPadはWritingの楽しさ、ノート感覚で使える楽しさを与えてくれる。

iPad2を購入する前は、iPhoneのアプリをそのまま使えばいいや、と思っていたが、iPadにはiPad向けのアプリが一番似合う。iPad2を購入してから2ヶ月程度であるが、アプリの購入金額はiPhoneと同じくらいか多いかもしれない。アプリの数は、現時点でiPhoneには及ばないかもしれないが、今後もっと増えていくであろう。

9月22日にGartnerから2015年までのタブレットOS別のMarket予測が発表された。
2011年では、iOS(つまり、iPadであるが。)が、73.4%のシェアを確保している。これが、2015年には45.6%となってしまう。かなりシェアダウンするものの、Apple一社で約半分ものシェアを維持していることは驚異的だ。
シェアの推移もあるが、おいらが一番気になったにのは、その台数だ。
2015年には、タブレットのマーケットは、3億台を突破する。2011年は、63百万台を越える程度なので、市場規模は5倍となっているのだ。
一方PCのマーケットはどうかというと、IDCのレポートがある。IDCによれば、2011年のPCのマーケット規模は、3億5千万台規模だ。これは、DeskTopとNotePCを合わせた数字だ。タブレットの市場規模は、2015年には2011年のPC全体の市場規模と同じくらいいになるのだ。
iPad2を使っていて、この数値は信じられなくもない数値である。
タブレットは、一度使うと手放せなくなる。機動性はDeskTopよりも優れているし、プレゼン機能はNotePCにも勝る。DeskTopやNotePCの代わりというより、タブレットをもう一台欲しくなるのだ。
これは、iPad2を利用していて実感することだ。

タブレットが爆発的に普及すると、当然のことながらアプリが必要になる。
アプリもSmartPhone兼用というよりも、タブレットの特性を活かしたアプリが増えていくであろう。
それと、おいらが注目するのは、スタイラスペンの市場だ。ジョブズ氏は、スタイラスペンを気に入っていない様であるが、この市場はタブレットの普及とともに、爆発的に伸びて行く気がしてならない。
おそらく、2012年にはiPad3が登場するだろう。それにRetina版もリリースされるだろう。Retina版が登場すれば、手書きの文字も、今のノート並の表示が可能となるであろう。残念ながら今のiPadでは、手書き文字が荒いのでどうしても手書き文字の表示は大きくならざるをえない。Retina版が登場すれば、小さな手書き文字も表示可能だ。そうなると、今のスタイラスペンだと大きな文字でないと書きづらいので、小さな文字の書き込みにも耐えられるスタイラスペンが必要だ。今のスタイラスペンのペン先は太いので、書き込んでいる文字がよく見えな。このため必然的に書き込む文字が大きくなってしまう。
万年筆やボールペンと同じ様なペン先と書き味をもったスタイラスペンが登場すれば、爆発的に売れるだろう。
スタイラスペンの市場は、もっと拡大すると予想される。

さて、結局人間とは、情報を提供してくれたり、情報を入力する"窓"を欲しがっているのだ。その"窓"がいつでも手もとにあったらこれほど素晴らしいことはない。これを実現してくれるのがタブレットなのだ。
タブレットの可能性が花開くのは、まだまだこれからなのだ。