注目は、iPhone5?いやiOS5だ!!

iPhone5の発表がまじかに迫っている。
発表時期が、10月5日だとか10月12日だとかのうわさもとびかっている。
それに画面のサイズが大きくなるだとか、ホームボタンが大きくなるだとかのうわさも絶えない。
でも、おいらが一番気になるには、iOS5なのだ。

今のiPhone4は、ハードウェア的には極めて完成度が高い。
おいらは、iPhone3GからiPhone4へ昨年の4月末12月末に乗り換えた。
その時の感想は、3Gに比べ、iPhone4がまったく次元の異なったデバイスであったことだ。
CPU性能がアップし、操作感にもたつきがなくなったこと。マルチタスキング(これはマルチタスキングでないという方もいようが、スマートフォンとしては、これで十分だ。)でアプリの移動が簡便になったこと。
とか、いろいろとあるが、一番はRetinaDisplayである。
RetinaDisplayは、正直あまり期待していなかったのだが、実際手にとって使っていくと、このRetinaDisplayのクリアーな表示が心地よいのだ。
3Gの時は、表示文字がちょっとぼやけるな〜、とか思う時があった。これは、歳のせいで目が悪くなってきたからだ、と思っていたが、iPhone4を使って、3Gは単純に解像度が低かったのね、と気付いた次第だ。
この画面のクリアー度が、iPhone4の最大のアドバンテージなのである。
スマートフォンの小さい画面で、快適な表示を体感するためには、RetinaDisplayが究極の表示デバイスなのだ。
そんな訳で、iPhone4は完成度が極めて高いハードウェアなのである。

まあ、そんな理由もあり、iPhone5についてはハードウェア的な進化があまりなくても、iOS5それにiCloudによる進化があれば十分なのだ。

それで、一番気になるのが、iOS5である。
iOS5のサポート機能は、6月6日のWWDC2011のKyeNoteSpeechで発表されている。
iOS5でサポートされる機能は、6月12日のブログで紹介しているので、みてね。

それぞれ、なるほど便利そうだ、と言った機能がサポートされるが、iOS5には、発表されていないもっと重要な機能がサポートされると思えてならない。
やはりそのへんが気になるAppleWatcherはいるようで、最近このような記事があった。
Siriの音声認識に関するサービスのサポートのうわさは、WWDCの発表前にもあった。
でもWWDCでは、音声認識に関するサービスのサポートは発表されなかった。意図的なものなのか、まだ発表までこぎつけない状態だったのか定かでないが、iOS5の正式リリース時には、Siriの音声認識を活用したサービスまたは、その片鱗をうかがわせるサービスの発表に期待したいところである。
この記事にもあるように、スマートフォンは、PersonalAssistantへと向かう。
意外と、DoCoMoは、PersonalAssistantを十分に意識した製品戦略を立てている。最近のDoCoMoのCMを観ても、あなたのそばにいつもいて、あなたにサジェスチョンしてくれる存在としてスマートフォンが擬人化されたCMが頻繁に流されている。
このCMはまだイメージ戦略であるが、Siriの音声認識を活用したサービスは、これをさらに実現へと近づけるのだ。

先に紹介した記事では、PersonalAssistantの機能特徴として、4点をあげている。結構うまくまとまっています。
1)speech(話すことと、言葉を認識すること。)
2)decision-making algorithms(決定するアルゴリズムがあること。)
3)data(決定するに十分なデータを有していること。おそらくこの"データ"にパーソナルなログデータが付加されたら最強となる。Amazonのオススメ機能やAppStoreやiTunesのgenius機能が、あらゆるシチュエーションで提供されるのだ。)
4)"agency"(本人の代理として、決定事項を遂行してくれる。)

この4点があれば十分にPersonalAssistantの役目をはたせる。
あえて、もう2点追加するとすれば、
5)curation
6)serendipity
curationは、3)の補助機能的な役目でもある。
もうちょっと重要なのは、serendipityであろうか。
これは、"情報のゆらぎ"とか、"ノイズ情報"とかをうまく活用すればできるかもしれないが、かなりハードルが高い。
ただ、これが実現できれば、びっくりものだ。
でも、いずれ訪れる未来かもしれない。