iPad3が10月に発売される!?

早くもiPad3発売のウワサが流れています。
情報のソースはDigiTimesです。この記事を読むと、iPad3と同時にiPhone5も10月に発売されるとしています。
気になるのは、iPad3の解像度です。iPad2では、残念ながらRetinaタイプではなくて、従来と同じ解像度でした。
iPhone4を使っているとiPhone4の解像度に慣れてしまい、iPad2の画面を見ると荒く感じてしまいます。多くの人が、iPad3の解像度アップを待ち望んでいるのではないでしょうか。
先の記事では、Retinaの320ppiには迫らないものの、iPad3の解像度は250ppiになるとしています。iPad2の解像度は132ppiなので、ほぼ倍の解像度となります。iPhone3/3GS(解像度は163ppi)からiPhone4は倍の解像度になったので、同じ様なクリアーさを体感できるのではないでしょうか。
ただ9.7インチサイズで250ppiのスペックをもったLCDが量産できるのか。
今年の5月に開催されたSIDのSamsungとLGのプレスリリースを見ると、9.7インチサイズでもRetinaに迫る解像度のパネルが量産可能な様です。
AppleSamsungとLGのどっちのパネルを採用するんでしょうね。Samsungとは、係争状態なのでSamsungからの調達ではなくLGからの調達になるかもしれません。
さて、それではいくらで販売されるのか?iPad2は発売されたばかりだし、製品ラインナップ上はiPad2の上位機種との位置づけになるのではないでしょうか。iPad2のHigh Resolutionタイプとして販売される可能性が高いですね。
iPad2とウワサのiPad3とのコスト比較をしてみました。iPad3のディスプレイモジュールは、LCDパネルの歩留まりが悪化すると予想して、iPad2の約3倍としました。(注:現行のLCDモジュールとタッチスクリーンのコストを$127と見積もっているケースもあるが、ここでは初代のiPadのコスト分析結果をベースに試算した。逆に言うと、High ResolutionのLCDモジュールとタッチスクリーンの合計コストが$230位にならないとiPad3の製品化は難しい。)また、iPad発売当初からのコスト推移も合わせて表にしてみました。表では、iPad3ではなく、iPad2HRと記載しています。


概ねiPad2HR(iPad3)も原価率を50%前後でキープできそうです。これなら製品化可能です。
iPad2HR(iPad3)の販売価格は、16GBモデルが$799、32GBモデルが$899、64GBモデルが$999で販売されると予想しています。(注:いずれもWiFiモデル)
iPad2の$円のレート換算(1$を88円前後で円換算して販売している。)から推測すると、16GBモデルが69800円、32GBモデルが78800円、64GBモデルが87800円くらいで販売されるかもしれません。この価格帯であれば、手が届きそうですね。