Magic Trackpadは快感である。

WWDC2011が6月10日から開催されたわけであるが、今回は例年と違い事前にKey note speachの内容が発表された。
そのなかで、おいらが一番気になったのはLIONの発表である。
LIONの主要な機能のうち最初に取り上げられたのがMulti Touch Gestureである。このデモをみてびっくからこいた。アプリからアプリへの移動やアプリの一覧表示や画面の拡大縮小やらが、マルチタッチで実現できている。
もうLIONのリリースが待ちどうしくってしかたない。ただ、LIONはMac App Storeでしか購入できない。おいらのMacは、まだLeopardのままなのでSnowLeopardへバージョンアプする必要があった。それにMulti Touch Gestureの恩恵を受けるには、Magic Trackpadが少なくとも必要だ。
てなわけで、先週早速SnowLeopardとMagic Trackpadをケーズデンキに買いに行った。ケーズデンキでは、安心サポートのカードを提示すれば5%引きしてくれる。(安心サポートの入会は即日無料でできる。)5%引きはありがたい。
早速SnowLeopardをインストールして、Magic Trackpadはどんな感じか試してみようとしたら、あれ?LIONのデモで実現できていたMulti Touch Gestureがほとんどカバーされているではないか。Mission Control的な機能はまだ無理なのだが、基本的なMulti Touch Gestureは実現できている。
たしか、昨年の秋にBack To The Mac と称してiOSのUIをMacへフィードバックすることが宣言されたのであるが、Magic Trackpadは昨年の7月に発売されている。ということは、Back To The Macを宣言する前から、Appleは着々とBack To The Macの布石を打っていたわけだ。Appleは意外と長期戦略をたてているのだ。

さて、話をMagic Trackpadに戻そう。
SnowLeopard版のMagic Trackpadで実現できるマルチタッチジェスチャーは、Magic Trackpadのパッケージの裏面に記載されている。12種類のマルチタッチジェスチャーが実現できるのだが、こんな内容だ。

特徴的なのは、3本指、4本指のジェスチャーがあることだ。これによって、例えば、Safariの画面を前に戻したり次に進めたりが一発でできる。
アプリケーションの切り替えも、4本指のジェスチャーでできる。4本指で右または左にスワイプさせると、画面にいま立ち上げているアプリの一覧が表示される。これも一発でアプルの切り替えができる。
Exposeも4本指のジェスチャーでできてしまう。4本指で下にスワイプさせると作業をしている画面でオープンしているアプリの画面が一覧表示される。(注:Macの場合、Spaceという概念がある。このSpaceを一つの作業画面とみなしている。Windowsの場合、オープンしているアプリが一画面に一緒くたに表示されてしまうが、Macの場合Spaceに表示させるアプリをどれにするか設定できる。)

Magic Trackpadで具体的にどのように操作するかは、SnowLeopardの設定画面にビデオが表示されるのでこれを見るとすごくよくわかる。
下のビデオはYouTubeから探したビデオであるが、このビデオの6分過ぎにSnowLeopardの設定画面が出てくるので見て下さい。

設定画面のビデオにないのであるが、コピーをしたい箇所の選択もマルチタッチでできます。コピーしたい箇所の先頭にカーソルを移動し、ダブルタップしてそのままドラッグするとコピーをしたい範囲を選択できます。

うーーん、こうなるともうマウスいらずですね。Magic Trackpadの表面をなぞりなから、多様なジェスチャーMacを操作できることは、まさに快感です。
そう、Magic Trackpadは快感なのです。



Apple Magic Trackpad MC380J/A

Apple Magic Trackpad MC380J/A