次期iPadは2011年春発売!?

ここにきて、iPad2のウワサが絶えない。
Foxconn to ship iPad 2 by the end of February 2011

『iPad』次期モデル発売は来年4月?

Digitimes: iPad 2 Will Have USB, FaceTime, New Display

Report claims five features for future iPad 2.0

これらのリーク記事を総合すると、2011年春に発売されそうだ。(2月末には製造工場から出荷され、4月に発売。)
実際iPadは2010年の始めに発売(米国は4月、日本は5月)されたばかりであるが、予想以上の爆発的な販売台数により、各社がこのTablet PCの市場に新規製品の投入を計画している。
Tablet PCの市場の立ち上がりと他社の追従を考えると、2011年の春に、次期iPadiPad2)が発売されるのは妥当なタイミングである。
さて、それではどのような機能が追加されて登場するのか。
紹介した記事から推測するに、次のような機能が追加されて登場する可能性が高い。(希望も含まれているが・・。)
iPhone4に搭載済み機能は当然サポートされると予想される。
・カメラ搭載:これは、Face Timeにも対応する。
・新しいディスプレイ:これは、Retina Displayになるだろう。
・3−axis gyroscope:iPheon4アプリとの統一性。
・携帯性のアップ:軽量小型化を進める。これは重要です。特に軽量になることは、他社製品よりも大きなアドバンテージになるので、是非とも実現して欲しいですね。
・USB:標準インターフェイスの搭載

Priceの設定がどうなるか分かりませんが、価格据え置きでこの機能が搭載されるのであれば、即買いですね。
ちょっと気になるのは、7インチクラスのiPadが製品化されるかどうかである。このクラスでは、Samsungが先行しまずまずの成功を収めている。
Samsung Galaxy Tab、100万台を突破

また、レビュー記事も概ね良好である。
サムスン「GALAXY Tab」試用レポート(読書ビューワ編)〜7型カラー画面で単行本をほぼ原寸表示

ただ、このサイズが十分満足いくサイズであるかというと、そうではない。おそらく、携帯性を優先したいユーザや特定のビジネス分野には普及するであろうが、メインのサイズにはならないのではないか。やはり、メインのサイズは、iPadのサイズであり7インチクラスのサイズはサブ的な位置づけになるのではないか。

iPadの成功の要因については、以下の記事にうまくまとめられています。(Appleマーケティング担当VicePresidentである、フィル・シラー氏の林信行氏によるインタビュー記事です。今年のApple全般について語られています。)
アップル流イノベーションが大きく花開いた2010年(前編)

アップル流イノベーションが大きく花開いた2010年(後編)

この記事の中に、iPadの可能性について、非常に的を得たコメントがあります。
iPadは鏡”であると言っています。
iPadはその人が表現したい”ツール”になるということです。それにモバイル性によりいつも身近にあります。いつもその人の手元にある訳です。そしてワイアレスの通信を通して、あらゆるメディアデバイスに接続できるのです。
ちょっと長くなりますが、記事から抜粋します。
”「iPadは鏡のような存在だ」と話しています。どういうことかというと、多くの人はiPadのシンプルな形状に、21世紀の自分のあるべき姿を投影して見ているのです。
例えば、向谷実さんという有名なキーボーディストがいるのですが、彼はミュージシャンなので、iPadを見ると“これは楽器だ”と思い、実際に曲を演奏したり、思いついたメロディを試したりするのに使っています。一方で、神戸大学杉本真樹先生は医者なので、iPadを“手術の道具”と見て、実際に手術室に持ち込み、患部の近くにおいて医療画像の確認を行っています。かと思うと、京都の「徳」という焼き肉屋さんでは、大阪のファインフーズという会社の技術を使ってiPadを“メニュー”に使っています。
まったく同じiPadという1つの製品が、見る人によってさまざまな新しい可能性を見せている、ということです。”
この林氏の発言を受けて、シーラ氏も同意の意見を述べます。記事から抜粋します。
”その「鏡」の例えには、私も同意する部分があります。iPadではアプリケーションは、iPad本体の大部分を占める大きな画面を埋め尽くす形で、フルスクリーン実行されます。つまり、iPadでアプリケーションを起動すると、iPadは起動したアプリケーションが作りだす世界そのものに変ぼうするのです。これはiPhoneでも共通していますが、我々がとても気を配っている部分です。
もう1つ、重要な要素はマルチタッチによる操作で、これがより深い親密さや機器とユーザーとのパーソナルな関係を生み出すのです。
これら2つの要素によって、iPadは一瞬にして、我々がしようと思っている「用途」を実体化したものに変化する印象を生み出しており、それがその「鏡」という考えにもつながっているのだと思います。”

次期iPad関連の記事を読んでいると、2011年はTablet PCが予想よりも爆発的に、さらに普及する予感がします。
SamsungGalaxy Tab以外にも各社ヒットしそうな製品があります。
Dellの変形するタブレット、間もなく登場か 予告動画公開

それにGoogleAndroid Tablet投入で虎視眈々とこの市場の制覇を狙っています。
デモ記事があります。
Google preps Android tablet iPad attack for 2011

” All Things D Dive Into Mobile conference”で紹介されたデモ機ですが、インタビュアーのWaltさんもKaraさんも興味津々の素振りです。
このデモビデオで紹介されているGoogle Mapsの新バージョンがいいですね。
Two Finger Downで2次元のMapが3次元に変化していきます。それに、Two Finger RotateでMapが回転します。
いまさら気づいたのですが、このマルチタッチはマウスではどうにもできない操作です。マルチタッチによってPCに対する操作性が飛躍的に向上したということです。人間の感覚に近い形で、画面に対する操作が可能となったのです。Tabletが人間に対してより親密性のあるツールとなったのです。

増々、2011年はTablet PCが爆発的に普及する予感がしてきました。