Apple vs Google
AppleとGoogle: アクティべーション数せり上げのラリーは無限に続く
このような記事を読むと、AppleとGoogleは反目しあっているように受け取られるが、果たしてそうなのだろうか?
AppleとGoogleがライバル心むき出しでお互いを牽制しあえば、マスコミやメディアはそれに注目する。そして世の中が、その方向に動いていることを嫌でも意識する訳だ。
これはうまい戦略だ。ちょうど売れなくなった芸能人が、わざとスキャンダルを起こすのに似ている。AppleとGoogleがライバル心むき出しで戦う姿は、注目を集めるし、その争っているアイテムが今後の世の中の争点になることを、絶大にアピールできるわけである。
数字による双方のやりとりも、どんだけすごいだという自己アピールもあるが、その数字の大きさによって、他の追従を許さないといった隠れたメッセージもあるわけだ。
この業界を先導しているのはAppleとGoogleなんですよ、といった隠れたメッセージも読み取れるのだ。
実際のところ、意外とAppleとGoogleは反目しあっていないのではないだろうか。
今年の3月には一緒にコーヒショップにもいることだしね。
このイラストも好きだけど、二人とも、アチョーッとか言って楽しんでるよね。
まあ結論からいうと、AppleとGoogleのこの四半期の決算をみても分かる。
米アップル:決算にかげりなし 新製品次々大ヒット
Google、過去最高の決算 ディスプレイ広告、モバイル広告が成長
AppleはiPhoneやiPadで稼いでいる。Googleは広告収入で稼いでいる。そして共通しているのは、その成長の中心をなすのがモバイルデバイスであることだ。モバイルデバイスが今のIT産業を牽引しているわけだ。そしてその中心にいるのが、AppleとGoogleのなのだ。