The State of the Internet Operating System(インターネットオペレーティングシステム)

今回は、”O'REILLY radar”に発表された、Tim O'Reilly氏の記事の訳しです。(少しずつ約していたので2ヶ月以上も要してしまいました。)
本稿は2010年3月29日に発表されたものです。発表文中にもありますが、この次の週には、”State of the Internet Operating System Part Two: Handicapping the Internet Platform Wars”が投稿されています。興味のあるかたは、こちらも参照して下さい。
本稿は、表題の通り、Tim O'Reilly氏が考える、”The State of the Internet Operating System”について語られています。”The State of the Internet Operating System”のサブ・システムを構成するキーワードについても語られています。インターネット時代がどのような方向に向い、何が重要となるかを概観できます。
かなり長文となりますが、ティム・オライリー氏の”インターネット・オペレーティング・システム”をお楽しみ下さい。


The State of the Internet Operating System
インターネットオペレーティングシステム
by Tim O'Reilly

私は、長らく"the internet operating system(インターネット・オペレーティング・システム"について語ってきました。しかし、それについて私が何を考えているのか、それがどこに向かうのか、そして直面している選択は何なのかを、明確に語っていなかったことに気付きました。
本稿が、その失われていたメッセージとなります。
ここでは、未来について基礎となる考えを知ることになるでしょう。未来とは、私の出版に関する計画を導いたものや、同じく、私が組織したWeb2.0サミットやWeb2.0エキスポ、ここでの2.0カンファレンスや、Gov2.0サミットやGov2.0エキスポもです。
ちょっと考えてみて下さい。GoogleやBingサーチのオペレーティング・システムて何でしょうか?携帯電話のオペレーティング・システムは?携帯電話のマップや道案内のオペレーティング・システムは?それにツイートのオペレーティング・システムは?
スタンドアローン型のコンピュータ、ウィンドウズやマックOS Xそれにリナックスのようなオペレーティングシステムは、PCのリソースを管理し、アプリケーションは、ユーザが業務に集中できるようにしています。
しかし、今日私たちにとってもっとも重要な機能の多くは、個々のマシン間のミステリアスな場所で起こるのです。
ほとんどの人は、動作することを当然のことと思っていて、日々の、驚くべき瞬時のコミュニケーションや情報へのアクセスが、ちょっとの間でも使用不能になったら文句を言います。
でも、うしろのカバーを剥がして思い出して下さい。そこには、巨大な、全世界規模の技術インフラがあるのです。われわれが、考ることもなく、結果に素早く到達する、常にある未来を可能にしています。
検索したい質問をGoogleに打ち込んだ際に、ローカルコンピュータにあるリソース(キーボードで質問を打ち込みます。スクリーンには結果が表示され、ネットワーク用のハードウェアとソフトウェアがコンピュータをネットワークに接続し、ブラウザがフォーマットして、要求をGoogleのサーバに送り出します。)は、ちょっとした役割を演じるだけです。
その上、検索することに、それらのリソースは、実のところ重要ではありません。検索の用語を打ち込むことは、ウィンドウズであれマックであれリナックスであれできますし、スマートフォンだって、シンビアン、パームOS、マックOS、アンドロイド、ウィンドウズモバイルや他のオペレーティングシステムでもできます。
この重要なオペレーションのほとんどは、どこにあるのでしょうか?Googleの巨大なサーバ群の中にあります。Googleが所有しているソフトウェア群です。あなたのリクエスト(それは何百万もの同時に発生するリクエストのひとつです)をGoogleサーバのサブセットに送り出します。そして、Googleが所有しているソフトウェアが、膨大なインデックスから、数ミリ秒で処理結果を返してきます。
それから、あなたとGoogleのデータセンターをつなぐ、IPのルーティングソフトウェアがあります。(あなたは、Googleに直接接続されているなんて思ってもいませんよね?)その大多数が、Ciscoの装置で動いています。ほとんどがオープンソースのDomain Name Systemです。ルックアップ・サーバのネットワークは、あなたのコンピュータをgoogle.comに接続することだけではなく(まず第一に”74.125.19.106”といったIPアドレスを打ち込むということよりも)、コンピュータがどのようなシステムであれ、ネットの向こう側にある、最終的に探しているウェブページにアクセスする手助けをするのです。ウェブのプロトコルそのものは、クライアント側のコンピュータのブラウザがどんなローカルなオペレーティングシステムであれ、(デバイスドライバーのバッグと呼んだほうがいいかもしれません。)他のどんなオペレーティングシステムで動いているサーバにも、接続することを許しているのです。
Google検索は、ちょうど巨大なコンピューティング・クラスターを走らせているアプリケーションだ、と言うかもしれません。そして、とどのつまり、リナックスが、そのクラスターのオペレーティング・システムであると言うかもしれません。インターネットとウェブ・スタックは、ローカルコンピュータとGoogleのようなリモートアプリケーションよって提供された、単純なソフトウェア・レイヤーなのです。
でも、ちょっと待って下さい。もっと興味深いことがあります。電話でGoogle検索をしていると考えてみて下さい。Googleボイスでの検索でもいいです。電話に話しかけます。するとGoogle音声認識サービスは、あなたの声の音をテキストに変換するのです。そしてテキストを検索エンジンに送り出します。または、Android Phoneでは、聴くことを選択されたどんアプリケーションにでも、変換されたテキストを送り出します。PCでの音声認識に精通している人は、電話機の中で変換していると考えるかもしれません。でも、違うんです。もう一度言います。それは、Googleサーバで実行されているのです。ちょっと待って。もっとあります。Googleは、音声アルゴリズムがあなたが言ったと考えたものと、検索システム(”Google suggest”が考えた)が最も言いそうだと予測した結果を比較して、音声認識の精度を向上させているのです。それに、電話によってあなたがどこにいるか分かりますので、Googleは、あなたの居場所と最も関連することを見つけ出すために、結果をフィルタリングします。
あなたの電話は、あなたがどこにるか分かっているのです。どうやって? ” GPSレシーバがあるから。”とは、安易な答えです。GPSレシーバがあるなら、電話の位置情報は、USミリタリーの衛星ネットワークによって得られるのです。それに、携帯電話のキャリアがGPSの位置決定をスピードアップし、情報を付加しているかもしれません。さらに、”セル・タワー・トライアンギュレーション”を使って、最も近い携帯電話のネットワークタワーまでの距離を測定しています。それに、GPS座標によって、データベースからWiFiホットスポットのマップを見つけ出していたりもするのです。(このデータベースは、あらゆる通りをドライブし、位置やWiFi信号の強さを記録して作られているのです。)iPhoneは、スカイフック・ワイヤレス・サービスに検索を委託しています。Googleは、自社のデータベースを持っています。おそらく、同時に、Googleストリートビューの画像も作っています。
どのような技術が使われているにしろ、アプリケーションは、ネットワーク利用できる設備に依存しています。携帯電話自体の機能ではないのです。ますます、この絡み合った機能が、単にアプリケーションであるとは言いがたくなっています。Googleのような一つの会社で提供されていたとしてもです。
この軌跡を辿ってみて下さい。どんなモバイルアプリ(手軽なゲーム以外の)が、電話の中に単独であるでしょうか?実際のところ、すべてのアプリケーションは、機能を実行するリモート・サービスによるネットワークアプリケーションです。
”オペレーティング・システム”はどこにあるのでしょうか?明らかに、それはまだ進化しています。アプリケーションは、ごちゃまぜのサービスを複数のプロバイダーから必要な情報を得るために使っています。
1980年代初期のPCアプリケーションの開発といかに異なっているでしょうか?アプリケーション・プロバイダーが自身のデバイス・ドライバーを記述していた時代と比べてです。彼らは、ごちゃまぜのディスクやポートやキーボードや表示画面をサポートしていました。それらは、まだ誕生したばかりのパーソナルコンピュータのエコシステムを構成していました。そんな時、マイクロソフトは断りがたい提案を引っさげて登場しました。われわれが、ドライバーを管理しましょう。全てのアプリケーション開発者がすることは、Win32 APIを使ってソフトウェアを記述することです。そして全てのやっかい事から解放されるのです。
そうです。ほとんどの開発者はデバイスドライバーを書きません。デバイスメーカにまかされているのです。すべてのやっかいごとは、”オペレーティング・システム・ベンダー”によって隠されているのです。”オペレーティング・システム.ベンダー”が全ての機種に対するアップデートの管理や一般的なAPIを提供しているのです。複雑な管理の痛みを請け負ったベンダーが、結局は、強力な拘束となったのです。ベンダーは、アプリケーションがそれ以来動作しているという状況を生み出したのです。
これが、インターネット・オペレーティング・システムについての、もっとも重要な論点です。この点については、もう一度アプローチしてみます。Faustian bargain (悪魔との取引)が作り出すものです。単純に設備を利用し、ごちゃごちゃしたものを解き放つのです。そして、1980年代の間に多く起こったように、約束を果たす複数の企業があります。われわれは、"Great Game"の現代版に入り込んでいるのです。コピューティングの未来を約束する、狭き道をコントロールする競争者です。(John Battelle氏は、コントロールの要と呼んでいます。)この競争者は、モバイルアプリケーションに最も強く見られるものです。モバイルアプリケーションは、バックエンドのインターネットサービスに頼っています。New York TimesのNick Bilton氏がGoogle Nexus OnとiPhone述べています:
Etsyのチーフ・テクノロジー・オフィサーであるChad Dickerson氏は、3週間前にGoogleから出荷前のNexus Oneを受け取りました。彼が言うには、Googleフォンは、iPhoneとは違い、ウェッブの特定のサービスに接続されているような感じだった。” iPhoneと比べると、Googleフォンはインターネットの一部のように感じた。もし、Googleの世界に住んでいるとしたら、iPhoneよりも、明らかにより繋がりをもって、Googleの世界をポケットの中に持っている。”

同じことが、iPhoneにも言えます。MobileMeiPhotoiTunesSafariのユーザであれば、iPhoneは簡単に写真や 連絡先やブックマークや音楽に繋いでくれます。でも、他のサービスを使っていたら、自分のコンテンツにアクセスできるソフトウェアを見つける必要があります。
Nexus Oneで比べてみると、GMailGoogle CalendarPicasaGoogleのオンラインフォトストレージのソフトウェアを使っていれば、電話はこれらのサービスに苦もなく接続できますし、ログインすれば自動的に同期をとってくれます。
電話のネットワークは、全くそれぞれのソフトウェアで動作しています。しかし双方で、他のサービスと連動す効果を出していません。
インターネットが、オペレーティング・システムを持っているかどうかの技術的詳細を気にする必要はありません。モバイルでは、プラットフォームの選択にあるあることが明らかです。プラットフォームは、ハンドヘルドデバイス自身にあるオペレーティング・システムをはるかに越えるものです。

インターネット・オペレーティング・システムの状況に目を向けましょう。いやむしろ、インターネット・オペレーティング・システムの競争といってもいいでしょう。
The Internet Operating System is an Information Operating System(インターネット・オペレーティング・システムは、インフォメーション・オペレーティング・システムである。)

いろいろな機能の中で、これまでのオペレーティング・システムは、アプリケーションがマシンのリソースにアクセスすることを調整していました。マシンのリソースには、CPUやメモリ、ディスク、キーボード、スクリーンがあります。オペレーティング・システム・カーネルは、プロセスのスケジューリング、メモリのアロケート、デバイスからの割り込み管理、例外処理、そして複数のアプリケーションが同じハードウェアを共有できるようにしています。
結果、”クラウドコンピューティング”プラットフォームに一気に至ったのは、たやすいことでした。Amazon Web ServicesGoogle App EngineMicrosoft Azureのように、開発者にストレージのアクセスや計算処理を提供したのです。それらのサービスは、発展段階のインターネット・オペレーティング・システムの中心をなしています。
クラウドを基盤としたサービスは、本当に重要です。しかしながら、同じような過ちに向かわせています。ちょうど、ロータスが、新しいGUIベースのインターフェイスよりもオペレーティング・システムのスタンダードとしてDOSに賭けたようにです。結局、GUIは、”リアルな”オペレーティング・システムの一部とはなりませんでした。別のアプリケーションレベルの概念となったのです。数年の間、ウィンドウズはDOSの薄いシェルでした。マイクロソフトは分かっていました。開発者を高いレベルの抽象概念に向かわせることは、アプリケーションがより簡単に使えるようにするキーであると。
でも、高いレベルの抽象概念って何なのでしょうか?ちょうど、クラウド仮想マシンの細部を隠す機能なのでしょうか。開発者をスケーリングの管理から解き放ち、クラウド仮想マシンにある1990年代のオペレーティング・システムの細部を隠すものなのでしょうか。
基盤となるサービスは、今日アプリケーションによってアクセスされます。デバイスコンポーネントやオペレーティング・システムの機能によらず、データサブシステムによるものです。データサブシステムには、位置やソーシャルネットワークやウェブサイトのインデックス付けやGPSや磁気計や加速度計や音声認識や画像認識や自動翻訳があります。タッチスクリーンにあるセンサーやマイクロフォンやGPSや磁気計を思い浮かべてみて下さい。クールな新しい機能を可能とします。しかし、実際のところ、これらのセンサーは、クラウドの中にある大量のデータサブシステムにインプットされているのです。
例えば、iPhoneの開発者は、iPhoneのコア・ロケーション・フレームワークを電話の位置を設定するときに使います。センサーに問うこともなく、結果についてクラウドデータ検索をするのです。GPS座標をストリートのアドレスに変換することや、たぶんWiFi信号の強さをGPS座標に変換することも含め、ストリートのアドレスに変換するのです。Amazon app や Google Gogglesはバーコードや本のカバーをスキャンするとき、カメラに内蔵されたイメージ処理を使いません。クラウドの中にある、よりパワフルなイメージ処理にイメージデータをを送るのです。そして結果についてデーターベス検索をするのです。
さらに、アプリケーション開発者は、ローレベルの画像認識や音声認識や位置の取得やソーシャル・ネットワークの管理や友達をつなぐこともしないのです。開発者は、サービスを提供するデータ豊富なプラットフォームに、高レベルのファンクション・コールをするのです。

”現代版”インターネット・オペレーティング・システムが持つであろう、新しいサブシステムについて考えてみましょう。:
Search(検索)
管理されるデータ量が膨大になり、頻繁に入れ替わり、何百万のネットワーク化されたシステムに配信されるので、検索というものが、インターネットOS時代の最初の偉大な挑戦となりりました。検索の問題を解決するには、たくさんの課題があります。ネットワークを行き来し、大量のインデックス構造や、複雑な検索スキームのアルゴリズムで、ユーザの質問に対して最適な結果を見つけ出します。その複雑さ故、ごくわずかなベンダーのみしかウェブサーチで成功していません。もっともうまくいったのは、GoogleMicrosoftです。Yhoo!やAmazonも十分なウェッブサーチの可能性を秘めていますが、この分野では2つのマーケットリーダに大きく遅れをとっています。
しかしながら、全ての検索がウェブサーチのように複雑ではありません。例えば、Amazonのようなeコマースサイトは、他のサイトにある製品を見つけ出すのに、頻繁に行き来する必要はありません。自社で管理するウェブページから見つけ出す課題に注力すればいいのです。それでも、検索は複雑な様相を呈しています。検索インフラは、何度も繰り返しコピーをしています。インターネットのたくさんのレベルを行き来しながらです。これは利便化された配信に先々好機があることを示しています。特化細分化された検索エンジンが、中央に集中したプレーヤーによってなされるよりも、より完璧な行き来をします。例えば、人気のある製品のランキングをする際に、AmazonAmazonでしか見れないデータ(例えばセールスレート)を利用しますし、彼らが公にしているデータ(カスタマーレビューの数や価値)を利用します。
ウェブサーチに加えて、たくさんの特化されたタイプのメディアサーチがあります。例えば、いつでも音楽CDをインターネットに接続されたドライブに挿入すると、即座にトラックネームを見つけ出します。それは、CDDBというCDのそれぞれのトラックの長さやシーケンスによって作り出されたある種のフィンガープリントを使っています。他のタイプの音楽サーチでは、携帯電話のアプリであるShazamのように、実際の音色のフィンガープリントとマッチングさせて歌を見つけ出します。一方では、Pandoraの”music genome project(ミュージック・ゲノム・プロジェクト)”では、プロのミュージシャンが分析した数百の異なった要因を複合したものを介して、似たような歌を見つけます。
ウェブページ向けに開発された多くの検索技術は、豊富に含蓄された語義のリンクに頼っています。全てのリンクは投票です。そして信頼できる情報源からの投票は他のリンクよりもランクが上になるのです。暗黙のユーザ・コントリビュートなメタデータの一種です。電子ブックのような、他のタイプのコンテンツをサーチする場合には、ないものです。検索には、Google以前のウェブサーチのような暗い時代の野蛮な力と同じものが残されていいます。われわれは、重要なブレークスルーを期待することができます。本やビデオや画像や音楽の検索技術にです。それは、インターネットOSの来るべき進化の特徴でもあります。
アルゴリズム的な検索の技術は、今日の開発者のツールキットの基本的な部分です。”The O'Reilly book Programming Collective Intelligence”は、多くのアルゴリズムや技術をレビューしています。しかし、この種のローレベルのプログラミングは、ハイレベルなソリューションに対し機を熟していることは疑問の余地はありません。その中で、開発者は、検索サービスを呼び出して、結果を受けるのです。このように、検索は、アプリケーションからシステムコールへと移って行くのです。
Media Access(メディア アクセス)
ちょうどPC時代のオペレーティング・システムは、ユーザレベルの構成物を管理する機能を持っていました。物理的なディスクボリュームや、ブロックのようなローレベルの構成物であるファイルやディレクトリを管理する機能です。インターネット時代のオペレーティング・システムは、たくさんのタイプのメディアに対するアクセスを提供しなければなりません。ウェブ・ページや音楽やビデオや写真や電子ブックやオフィスドキュメントやプレゼンテーションやダウンロードされたアプリケーションや、そしてもろもろのものがあります。特化された検索ではなく、それぞれのメディアタイプは、共通の技術的構造を要求しています。 
・アクセスコントロール
全ての情報が自由に利用できないころから、アクセスコントロール管理は全てのソースというより断片的な提供でした。ダウンロードではなくストリーミングで提供したり、権限のあるユーザを認識し権限のないユーザとは異なった結果を与えていました。これが、インターネットOSの決定的な特徴です。(それを、好むかどうかにかかわらず)
News Corpのニュースペーパをpaywall側に置くという最近の動向は、課金アプリケーションやiPhoneiPadのコンテンツの市場で、コンテンツへのアクセスを管理する能力が、ここ数年先は、より重要になること示唆しています。古くさい学校のDRMの反応である”ネットに近づくな”といった過去のワンパターン的な反応があります。企業は、微妙に異なるコンテンツへのアクセス管理の方法を探っているのです。プラットフォーム・プロバイダーは、コンテンツ課金について、もっとも頑強なシステム(消費者が期待する)を持っているのです。そして強固な地位を占めるているのです。
App Storeの世界では、有料のアプリケーションとコンテンツは、再度正当なものとするアクセス管理(そして支払い)をしています。数年先、インターネットコンテンツをお金に変える唯一の重要な方法が、広告であると決めてかかる必要はありません。
・Caching.(キャッシング)
大きなメディアファイルが、目的に近づくことによって利益をもたらしたます。全てのクラスの会社が、コンテンツの配信ネットワークを提供するためにあるのです。多くの独立した会社が生き残るのです。またこれらのサービスは、最終的に先導するインターネットOS企業へと集まってきます。この方法で、マイクロソフトは手に入れたし、” 受け入れ拡大した ” 種々の技術で、ウィンドウズをPC時代の支配的なOSとしたのです。 
・Instrumentation and analytics(計装と分析)
巨額の金が賭けられ、全産業がウェブ解析や検索エンジンの最適化によって成長しています。特定のメディアタイプと同じように、ソーシャル・メディアやモバイル・アプリケーションを備えている会社に、似たような波を期待できます。結局、ビデオやゲームや電子ブックは、どれだけ長く見ているか、いつその製品に飽きるのか、次にどこへ行くのかを知ることができるのです。
これらの特徴が、独立した企業によって、素早く押し進められるでしょう。TweetStatsやTwitter向けのPeoplebrowsr Analyticsやモバイル・アプリ向けのFlurryのようにです。GoodDataは、クラウドベースのビジネス・インテリジェンス・プラットフォームですが、Salesforce のアプリケーションからオンライン・ゲームまでのあらゆる分析に使われています。(開示:私は投資者でありGoodDataの役員でもあります。)しかし、いつかは、買収や模倣する類いを通して、メジャーなプラットフォームの一部となるでしょう。

Communications(コミュニケーション)
インターネットは、コミュニケーション・ネットワークです。そして、Eメールやチャットみたいなコミュニケーション技術が、長らくインターネットの魅力の中心をなしていたことを、簡単に忘れることができます。今や、VoIPの広範囲に渡る有用性や、”ネットワークのネットワーク”に加わっている携帯電話によって、音声とビデオのコミュニケーションが、コミュニケーション・サブシステムのますます重要な部分となっているのです。
インターネット業界からのコミュニケーション・プロバイダーは、いまや電話業界からのコミュニケーション・プロバイダーと衝突の道にいるのです。いまのところ、両者間には、不安定なアライアンスが組まれています。しかしながら、ひとたび、支配のための戦いが明るみにされたならば、それはかわいらしいものではありません。
私は、コミュニケーション・ディレクトリ・サービスが、最前線の鍵となるひとつであると予想しています。個々人とビジネスを見付け、お互いを結びつけることを許可する検索サービスを、誰が管理するのでしょうか?電話とEメールのアドレス・ブックは、いつかはアイデンティティ・インフラ・サービスの豊富なセットを提供しているソーシャル・ネットワークからのデータと一緒になるでしょう。 

Identity and the Social Graphアイデンティティとソーシャル・グラフ)
Facebook Connectを他のアプリケーションにログインするのに使ったときに、突然友人の顔が新しいアプリケーションに掲載されていてることがあります。そのアプリケーションは、Facebookを新たなインターネットOSの”サブ・システム”として使っているのです。アンドロイド・フォンでは、Facebook アプリケーションを簡単に付け加えることができます。そして、電話のアドレス・ブックがFacebook フレンドの写真をみせてくれるのです。Facebook は、Facebook Connectによって明かされたデータの範囲を拡大していくのです。主となるアプリケーションよりもプラットフォームとして、明らかにFacebookのポテンシャルを理解しています。
しかし、上記のヒントになるものとして、他にもソーシャル・データの豊富なソースがあります。私は、ちょうどTwitterのような、明快なソーシャル・グラフを含んだアプリケーションについて語っていません。すべてのコミュニケーション・プロバイダーは、ソーシャル・データの宝の山を所有しているのです。Microsoftは、 ExchangeやOutlookHotmailActive DirectorySharepointで溜め込まれたソーシャル・データの財産を有しています。Googleは、Orkut(USではとるにたらない)ではなくて、GmailGoogle Docsからのソーシャル・データを有しているのです。”シェアリング”とは”ワーク・グループ・レベルのソーシャル・グラフ・データの意味あるソース” とも言われています。そしてもちろん、今や、全てのアンドロイド・フォンにあるアドレス・ブックによって、ソーシャル・グラフ・データが生み出されているのです。
われわれが、楽しみとして必要とするブレークスルーは、明快なソーシャル・アプリケーションからもたらされないかもしれません。実際のところ、サイン(署名)のような別のアイデンティティ・データのソースを有するものからの、”me too(私も)”ソーシャル・ネットワーキン・アプリケーションは、プラットフォームの機会として理解されていません。ソーシャル・ネットワークの構築が、FacebookTwitterを競わせ、インターネット・プラットフォームの未来では、設備を生み出すよりも重要でなくなります。
設備を生み出すことは、サード・パーティの開発者が、GoogleMicrosoftYahoo!やAOLの様なソーシャル・データをあつかう企業に投機することを許します。そして、ATTやVerizonやT-Mobileといった電話会社は、コミュニケーションのためにユーザのソーシャル・データ管理を、何年も何十年もかけて生み出してきたのです。
もちろん、このデータを使うことは、プライバシーのメカニズムと方針についてブレークスルーが必要です。Nat Torkington氏が、この投稿の初期のドラフトをレビューした後にeメールで書いていました。:
われわれは、”友人”という問題にいまだ直面している。私のDocs social graphは、私のemail social graphと違うし、email social graphは、私のFacebook social graphとも違うし、Facebook social graphは、私のaddress bookとも違う。私は、一緒に働いている人がそれを見ることなく、仕事の愚痴をこぼしたい。そして、利便性対プライバシーの問題は、未解決のままである。

コードを解読する誰でもが、フレームワークを提供しています。フレームワークは、アプリケーションを社会的にでたらめでなく、機能的にソーシャルであることを可能とさせます。そして勝利するのです。プラットフォーム・プロバイダーは、この問題を一度に解決できるよい立場にいます。それで、ユーザは、アプリケーション・プロバイダーの大きな大きなプールに信任を与える必要はありません。提供するデータが悪用されないという、わずかな保証でいいのです。

Payment(支払い)
支払いは、インターネット・オペレーティング・システムのサブシステムのもう一つの鍵となるものです。Appleのような企業は、一億五千万のクレジットカードのデータファイルや膨大なユーザ人口を有しています。楽曲やビデオやアプリや今では電子ブックを電話機で購入したりすることに慣れたユーザです。そして、今日の電話を明日の財布に変える、最良の位置にいるのです。(IDを除いて、支払いのためではない財布を手に入れた誰でもが知っています。ペイメント・システムはパワフルであると。認証されたアイデンティティ・ストアであると。実際のところ、ペイメント・プロバイダーが、インターネットの未来の一片に焦点を定めることに、いつも通じている訳ではありません。) 
PayPalは、既に明らかに開発者によって広く使用されているインターネット・ペイメント・サブシステムとして重要な役割を演じています。190ヶ国の24の異なった通貨で使用できます。(ゲームのマイクロ通貨は、カウントしてません)2億1千万以上のアカウントを有しています(8千1百万がアクティブ状態です)。魅力的であるのは、ペイメント(支払い)に関し築き上げた豊富な開発者のエコ・システムがあることです。最近のデベロッパー・カンファレンスは2000以上の参加者がいます。彼らの挑戦は、ウェブからモバイルへと移っています。
Google Checkoutは、ウェブ・ペイメントでは、遠く離れた等外者でしたが、アンドロイドの市場では、携帯に新たな重要な機能を盛り込みました。そして、それは、最高級のインターネット・ペイメント・システムとなるのです。
Amazonも信用できる決済手段を提供していました。ただ、最近までは、十分な効果を上げていませんでした。自社のeコマース・サイトの一番の特徴としており、開発者には利用可能とはさせていませんでした。(次週の投稿では、メジャーなインターネット・ベンダーから主要なプラットフォーム提供サービスについてハンディキャップの条件をつけてみます。)

Advertising(広告)
広告は、ウェブで最も成功したビジネスモデルです。サインをするだけで、eコマースでは、バーチャルな品物からランチタイムのブリートまで何でも買えます。モバイルでは大きいな機会があるでしょう。(そしてたぶん、ソーシャル・メディアもです。)広告が、重要な役割を演ずることに疑いの余地はありません。
Googleの検索広告の優位は、リアルタイムで、何回広告がクリックされるか予測する能力と同様に、よりよいアルゴリズムを配置したことであす。そして、Googleが、広告収益を最適化すること許したのです。GoogleのAd(広告)オークションシステムは、彼らの経済価値の企画の中核をなすものです。そして、どのくらいの差が、技術的優位によて生じるかを明示しているのです。
広告は、いつもプラットフォームの試合でした。サイン(署名)は、インターネットOSの鍵となる戦場です。GoogleによるAdMob買収やAppleによるQuattro買収の競合に見られるようにです。
問題は、プラトフォーム企業が、システム・サービスとして広告の機能を利用する範囲です。これらの資産を自社製品の競争優位の原資としてみなすかもしれないし、プラトフォーム開発者向けのビジネスモデルとして、広告を展開する道を見いだすかもしれません。

Location(場所)
位置情報は、モバイルアプリに必須のものです。どこにいるかを電話が知ると、友達をみつけることもできますし、近くで受けられるサービスもみつけられます。それに、よりよく業務を認証します。
電話上の地図と方向の情報は、専用のGPSサービスではなく、本質的にクラウド・サービスです。手のひらの上に、全ての関連する地図を保持するのに十分なローカルなストレージがあるわけではないのです。しかし、クラウド・アプリケーションに切り替えれば、地図と方向の情報は、他の情報も含むことができます。リアルタイムな交通情報(実は、交通量のデータは、交通量のアップデートを要求する、そのすごいアプリケーションから収集されるのです。古典的な例では、"collective intelligence”の働きです。)
位置情報は、無数のデータベース検索サービスの検索キーともなります。Googleの"search along route"やYelpの近くのカフェの検索やChipotleアプリが近くのレストランにランチの要請を送ることまでです。
様々な点で、位置情報は、インターネット・データ・サブシステムです。それは、開発の中で、最も長く使用し、全てのアプリケーションが、システム・サービスとしてアクセスできます。位置情報を使い、拡張現実から広告までの分野で、開発者は大きな創造性をみせることができます。(これが、事例となることと理解し、2005年にWhere 2.0カンファレンスを開始しました。全てのインターネット起業家が位置情報のマーケットを学習するレッスンを準備しました。”geo”オタクでなく、ここで開発された技術が、すぐに他の分野にも応用されるようにです。) 

Activity Streams(アクティブ・ストリーム)
位置情報は、何か他の代用にもなっています。注目です。人々が集まる場所を見つけだす当初のデザインは、すぐに広告の関心の的となりました。小売り業者は、優良顧客を発見し、報いることができるのです。今や、check-inというアイデアは、”受け入れと拡大”となり、仮想的な位置情報に注意を向けさせています。John Battelleは氏は、先日そのことを”私の位置情報は、cerealの箱である”と表現しました。(開示:O'Reilly AlphaTech Ventures はFoursquareの投資家である。)
それゆえ、位置情報とソーシャル・メディアのコンセプトの間が収斂しているのを認識するのです。Activity Streamsの様にです。この交差を理解し開拓するプラトフォーム・プロバイダーは、位置情報を単に従来のような情報と捉えているものよりも強力な地位を得るでしょう。

Time(時間)
時間は、サービスを突き進めるデータの重要な次元です。少なくとも、位置情報と同じくらい重要です。しかしながら、まだ十分に利用されていません。カレンダーは、分かりやすいアプリの一つです。しかし、activity streamsは、タイムラインとして形成されています。株式のチャートは、ニュースの記事とリンクして株価が跳ね上がったり、下がったりします。タイム・スタンプは、他のタイプのデータをフィルターするのに利用できます。(Googleが、検索結果の計算のアップデート頻度を計測するようにです。またRSSの配信やソーシャル・アクティビティ・ストリームが、最新の投稿を分類するようにです。)
Twitterで提供されるリアルタイム検索や”私はいまどこにいるのか”を地図にポイントすることやWalMartの在庫を自動的に更新することや即座の政治的投票のような”リアルタイム”は、どのくらい未来が続くのかを、応答時間を測る人々に強調します。応答時間は、何秒や何時間や何日よりもむしろ、ミリ秒やマイクロ秒でもあります。このスピードに対する要求は、プラトフォームを大きく突き動かします。個々のアプリケーションは、追いつくのが難しくなるでしょう。

Image and Speech Recognition(画像と音声認識
私が以前書いたように、What is Web 2.0?で最初に書いた時からの大きな違いの一つは、プラトフォームとしてウェブはいかなるものかの分析が、データサービスによって支配的になったことです。そのデータサービスとは、ユーザが寄稿するデータのネットワーク効果により構築されています。その傾向はますます続いています。そのデータは、センサーによって提供されたものです。(John Battelleと私は、このトレンドをWeb Squaredと呼んだ。)
Google Goggles や the Amazon e-commerce appのようなスマートフォン・アプリの出現により、バーコードやブックカバーやアルバムカバーや、もろもろをスキャンする画像認識を進展させました。マイクロソフトのいまだリリースされていないゲームプラットフォームのNatalプロジェクトや革新的なスタートアップ企業であるAffective Interfacesは言うまでもありません。computer vision(コンピュータの視覚)が未来の開発者にとって、UIツールキットの重要な部分となることは明白です。OpenCVのような、良いcomputer visionパッケージソフトがあります。ロボッティックスなアプリケーション向けにローカルに利用することができます。同様に、これらを競合させた検索プロジェクトである、DARPA Grand Challengeがあります。自動車両向けやスマートフォン・アプリケーション向けや画像認識があり、音声認識のようにクラウドの中で起きています。計算のサイクルをよくするためだけでなく、マッチングを目的とした、膨大な画像のデータベースがあります。PicasaFlickrは、もはや消費者の画像をシェアするサイトではありません。アルゴリズムの学習や結果のフィルタリングに使うことができる、タグ付けされた画像データの膨大な宝庫なのです。

Government Data(政府のデータ)
最近のイニシャチブがあるdata.govがぞんざいするより以前の長い間、政府は、インターネット・アプリケーション向けデータの、キーとなるサプライヤーでした。天候や地図や衛星の映像やGPSの位置情報、SECファイリングから犯罪のレポートまで、成功したインターネット・アプリケーションの重要な役割を演じてきました。今や、政府は、国民からのcrowdsourced データの受取人でもあるのです。例えば、FixMyStreet や SeeClickFix submit 311は地方自治体にリポートしています。埋められるべき穴ぼこ、かき消されるべき落書き、消えている街灯をリポートしています。これらのアプルケーションは、よくあることですが、eメールやSMSのような既存のコミュニケーションチャンネルに高負荷となります。しかし、今では、Open311をウェブ・サービス・プロトコルとして標準化する試みもあるのです。
今や、政府が管理するデータの新たな流れがリリースされようとしています。そして、政府は、自身プラットフォーム・プロバイダーとして認識し、スタートしているのです。
アプリケーションを構築する民間部門のサードパーティーに、施設を提供しているのです。プラットフォームとしての政府というアイデアは、Government 2.0についての私の支持の焦点となるキーです。
ここには、Web 2.0のレッスンを応用したり政府のデータとして応用する幅広い機会があります。例えば、ヘルスケアがあります。もし、メディケアが、コストや類似した結果について、Googleが築いた検索キーワード広告の一つのようにフィードバックループを提供していたら、ヘルスケア・システムをどのように活用していたでしょうか。 
インターネット・データ・アプリケーションを構築している誰もが、政府の役割を過小評価するほどに愚かです。政府は、ウェブ・サービス・データのプロバイダーとしてかつ消費者として、徐々に明らかにする筋書きを演じているのです。そして、キー領域であるプライバシーやアクセスや各州の交渉の監査役となっているのです。

What About the Browser?(ブラウザとは何か?)
ブラウザ自身が新しいオペレーティング・システムであると主張する一方で、単独で見いだすことができるクラウド・インフラ・サービスというアイデアが、謝った方向に導きます。フロント・エンド・インターフェイス全体をコントロールすることは、少なくともバックエンド・サービスと同じく大切であるとの認識は重要です。AppleGoogleのような企業が、相当なクラウド・サービスや信用できるモバイル・プラットフォームを競争をしており、次の10年のプラットフォーム戦争の有利な立場にいるのです。しかし、ブラウザは、PCユーザの体験をコントロールするが、それもまた、危機的状況にあります。 
そのような訳で、AppleiPadGoogleのChromeOSやHTML5(加えて、GoogleのNative Clientのような先進的なもの)は、重要であるということです。Microsoftの"Software Plus Services”というクラウド・コンピューティング・ビジョンは、そんなに悪くはありません。完全な、オペレーティング・システム・スタックは、バックエンドの基盤を包含しています。データ・サブシステムはこの点と豊富なフロント・エンドで強調されています。
AppleMicrosoftは、主として垂直統合システムのビジョンを持っています。Googleのビジョンは、フロントエンドインターフェイスをドライブするオープンソースにあるようです。一方、バックエンドサービスは、Googleが牛耳ります。しかし、どのケースにしろ、それぞれの企業のバックエンドシステムに有利に働くような、フロントエンドの経験を有する、大きな動きがあります。 

What's Still Missing(いまだ、失われているもの)
最も先進的なインターネット・オペレーティング・システム・プラットフォームでさえ、従来のシングル・コンピュータ.オペレーティング・システムで動作することでよく知られている多くのコンセプトを、いまだ欠いています。どこで、実行されるのか?どこでメモリ管理がなされるのか?
私は、これらの機能が、それぞれのクラウド・プラットフォームで徐々に発展して行くと信じています。memcache や mapreduceのようなツールは、ラフなクラウドです。従来のオペレーティング・システムにある、仮想メモリやマルチプロセッシング機能と同等なものです。しかし、始まったばかりです。 Werner Vogels氏の投稿であるEventually Consistentは、インターネット・スケール・オペレーティング・システムの解決に必要になる、いくつかのハード技術問題をハイライトしています。そこには、たくさんの問題があります。 
しかし、真のインターネット・オペレーティング・システムに要求されるであろう高レベルの機能を構築する多くの機会があることは、明白です。未来のオペレーティング・システムがいつかどのようにしてか、個々に集められたデータを管理するかもしれません。アプリケーションは、それにアクセスできます。そして、それを利用するかもしれません。デバイスとアプリケーションのデータを自動的に同期することがないかもしれません。自動的に変換するかもしれませんし、異なったメディア・タイプ間を自動的にフォーマットのコンバージョンをするかもしれません。そのようなオペレーティング・システムは、前兆の分析をするかもしれません。収集や個々のユーザやデバイスが必要とするローカル・キャッシュ・データを利用してです。そのようなオペレーティング・システムは、”garbage collection(がらくたの収集)"をするかもしれません。メモリポンターではなく、役立たずのデータやスパムをです。支払いをする前に、信用のチェックをしないかもしれません。サービス条件に違反する人々の機能を停止しないかもしれません。
未来に向けてのプラットフォームを構築するビジョンをもった開発者には、たくさんの機会があります。そのプラットフォームは、まっすぐにわれわれの未来に関係するものに狙いをつけています。それに、豊富な新たな情報と可能性にアクセスできる、どのようなデバイスでも動作するアプリケーションを提供します。可能性は無限です。失敗する試みもあるでしょうし、成功もあります。広く模倣されたり、多くの合併や買収、異なった強さと弱点をもった企業間の激しい競争があります。  
次週は、先導的な会社のハンディキャップ付けをします。そして、私が考えるそれぞれの戦略についてお話しましょう。
”State of the Internet Operating System Part Two: Handicapping the Internet Platform Wars”を読んで下さい。