ライフログのすすめ 注釈及び出典

先日のブログで、”ライフログのすすめ”を紹介しました。そのなかで注釈及び出典も内容豊富である旨を書きました。今回はその中から、気になったWebを中心に紹介します。

■ http://www.theatlantic.com/doc/194507/bush
the Attantic Wireに掲載されたDr. Vannevar Bush氏のMemexに関する記事です。4ページほどの論文です。1945年に発表されたことに驚きます。
Memexに関する画像もネットで検索するとたくさんありますね。代表的な画像を掲載しておきます。
最初の画像は、ヘッドバンドにカメラ付きです。これって、ブログ後半で紹介しています、"Sixthsense"が同じ発想を取っています。第三の眼です。画像の取り込みと画像の認識を兼用した場合、カメラは強力なツールとなります。

次は、memexを実現したデスクです。中央の2台の表示部は、画像表示とそれに関連したテキスト表示用です。一番左にノート状の入力部があります。コメントとか書き込めます。一番右側の多数のボタンは、検索用のボタンです。当時の記録媒体としてマイクロフィルムが想定されているので、机の下にはマイクロフィルムが巻き付けられたドラムがあります。


■ http://www.stephenwiltshire.co.uk/
この黒人の方もすごい記憶力だ。それも風景を記憶してしまう。人間の記憶能力ってどうなってんの!?
東京六本木ヒルズの屋上から、360°のパノラマ風景を記憶し描き上げるビデオがすごいです。記憶していること云々もあるが、360°のパノラマ風景画だけでも、描くのにすごい気力がいる。この人、集中力がずば抜けすごいんだろうな。

■ http://www.computerhistory.org/
コンピュータの歴史関係です。

■ http://www.eyeborgblog.com/
サイボーグならぬアイボーグだ。(注:トップページのビデオの最初に、眼球摘出手術の画面が5秒間ほど出てきます。この手の画像が苦手な方は、スタートから、12秒以降を再生した方がいいです。)

■ http://www.dspace.org/
学術教育機関系の論文のストックとオープンを目的としたオルグです。参加メンバーは世界規模ですね。

■ http://www.pranavmistry.com/projects/sixthsense/
このweb siteはgoodです。TEDのVideoも刺激的。人体とコンピュータ機能の一体化です。Videoは、人間の欲しているinformationとは何か、どう実現すべきかを本質的に捉えています。
Videoに登場される方は、インドの方ですね。さすが、”ゼロ”という概念が発祥した地だけに、発想がシンプルで本質的です。
このツールは、camera/projector/mirror/colored caps/phoneで校正されています。ハード自体は、たったの$350でできてしまうそうです。
指のモーションをプロジェクターを通して壁に映し出せます。手のひらにテンキーを映し出し、映し出されたテンキーをタッチして、電話もかけられます。
sixthsenseとは、人間の欲している情報にシームレスにアクセス可能とするツールです。人間のモーションを情報アクセスの手段としています。
TEDでのVideoは必見です。
TEDで講演しているインドの方のHPがありました。"pranavmistry"はこの方の名前ですね。

■ http://research.microsoft.com/en-us/projects/mylifebits/
ゴードン・ベル氏のマイライフビッツのHPです。何故かsafariだとオープンできないので、google chromeをインストールしてアクセスしました。それでも一部の論文にはアクセスできませんでした。
ライフログのすすめ”の原著名はTOTAL RECALLです。TOTAL RECALLのHPはこちらです。