Appleタブレットの疑問。再考。

Publishing businessの問題点とAppleがこれをどう乗り越えるか?
このプレゼン資料を読んで、ちょっと考えました。
Publishing businessの問題点は3点。
1)distribution
2)business model
3)usability

【distribution】 新聞であれば自宅配達、駅のスタンド等何れにしろ物理的な移動がともなうのと、場所の制約が発生する。これを電子化、デジタル化すれば物理的な移動やロケーションの問題は解決される。但し、通信網があることが前提である。Appleは既にiPhoneがあるので、解決される。

【business model】新聞等の媒体だと、distributionの形態から人件費、輸送費のコストが大きくのしかかる。提供される情報量も、物理的な紙面に印刷できる文字数で制限される。電子化されれば、コストは大幅に削減される。また提供できる情報量も無制限だ。文字、画像、動画も自由だ。
情報量に対する支払いコストをどう捉えるかであるが、freeが前提とすると、やはり広告を掲載する必要がある。広告も一方的な表示ではなく、表示する分野を選べるといいですね。例えば新刊ニュースとか、近所のスーパーの特価情報とか新モデルの車とかの広告であればすすんで観てしまうでしょう。これも、配信ルートと課金と回収方法が確立されている、iTunesやAppstoreで解決される。

【usability】紙は以外とusabilityがよい。新聞であれば、がばっと広げて全体記事を見渡せる。それに満員電車の中でも観やすうように、折りたためる。電子化になった場合、当然の事ながら表示部が必要だ。いまだと、どうしてもLCD画面になるが、画面サイズが大きくなれば当然重くなる。それに折りたたむ事は出来ない。
注:折り曲げられるものも、いちおう製品化されそうです。
これもiPhoneであれば手のひらサイズだし、電車の中でも片手で観れる。重さも135g程度なので苦にならない。

で、結局Apple tabletの様に大型化した場合のメリットは何か?当然画面サイズが大きくなるので、テキストよりも画像表示が圧倒的にメリットを感じる。どの様なコンテンツを提供するのかも、非常に重要となる。
Apple tabletに関する記事一覧にあるようにcommicも有望でしょう。

結局は、Apple tabletが具体的にどの位の大きさで製品化されるかが問題だ。以前書いたブログでは、ちょっと否定的な書き方をしたが、もうちょっと検討してみた。
10インチサイズはちょっと大きいかも。7インチでも十分だろう。カーナビがこの位のサイズです。具体的にどんな感じになるのかな〜と思い描いていたら、先に紹介した2冊の本(”iPhone仕事整理術”と”『ツイッター』でビジネスが変わる!”)が目にとまった。この本のサイズだと、片手でもグリップ出来る。重さを測ると400から500g程度だ。片手でグリップして持ったが、重さはそれ程気にならない。この位の大きさだと、ホームボタンとスピーカのスペースを除いて、画面サイズは7.6インチ程度(8インチがギリギリだ)になる。この大きさであれば、見映えも十分だ。それにこの大きさだと、ちょうどiPhone3台分だ。という事は、iPhoneの重さ135gの3倍で、約400gとなる。おっ!!丁度いいっじゃん!
Apple tabletはこの大きさで決まりだね。横にすると、お絵描きツールにも丁度良い大きさだ。なかなかいいじゃん!
これだったら、製品化しても売れるぞ!


おまけ。
最近マイトラバターの行き先が気になってしょうがないが、TRAVATARと似たようなアプリの紹介記事があった。さっそくダウンロードしてみた。最初の画面も、風船がふわふわ浮いていて楽しいです。でも、さすがに多摩センター界隈では、まだcatchできる風船が浮いていなかった。残念。