iPadな日々 その6

先日のブログにも書いたが、1月19日にAppleのSpecial EventがNewYorkで開催された。
Eventの模様は、AppleのHPに掲載されている。
このEventの主眼は、教育の改革である。
新しいtextbookとしてのiBooks2。iBooks2のコンテンツ開発をサポートするiBooksAuthor。そして誰もが参加できるiTunes-U。
iBooks2でリリースされるtextbookは、textbookの領域のみならず、新しいメディアの形態の可能性を感じさせる。それに、開発ツールであるiBooksAuthorは、なんと言ってもfreeで提供される。
iTunes-Uは、提供される教育コンテンツそのものには大きな変化はないのだが、コンテンツのUI(見せ方)がかなり改善された。今までは、教育コンテンツのビデオやスライドが羅列されていただけであったが、iTunes-Uでは教科書型式で教材が分かりやすくまとめられている。コンテンツの消化進捗も管理できる形式になっているし、メモも残すことができる。
学ぶことに対し、以前に比べかなり前向きに向き合う事ができるような、UIとなった。

このAppleのSpecial Eventを見終わって感じたのだが、今回のEventの主眼は教育の改革である。ただ、その中心にあるのはiPadなのだ。

iPadは、爆発的な売り上げを記録しつつある。
この記事からグラフを抜粋してみた。

iPadの売り上げはiPhoneにも劣らない伸びを見せている。今や四半期当たり、15百万台を越えようとしているのだ。(グラフの縦軸で一目盛りは500万台)
1月25日に開催された決算発表の質疑応答の中でもTim Cook氏が興味深い発言をしている。
"I really believe that there will come a day when the tablet market in units is larger than the PC market. It's interesting to note that in the US it's clear from the IDC data on desktop PC's in the US that tablets exceeded desktop sales last quarter in the US. "
TabletがいずれPCの出荷台数を上まるであろうという予測だ。上のグラフを見ると、それも全く根拠のないものではない事が分かる。

こう見てくると、iPadAppleの次の戦略としてかなり重要な位置を占めていると思える。それも、iPhone以上かもしれない。
もしかしたら、AppleiPadによって第二のグーテンベルク革命を起こそうとしているのかもしれない。