iPadは、まじヤバい。

iPadの発売が4月3日と迫っている。Apple関連のニュースは、iPad発売のニュースでにぎわっている。
そんななか、Apple StoreのHPで、iPadGuided ToursのVideo11本が一挙に公開された。
観てびっくりだ。凄いの一言。iPadはまじ、ヤバい存在になった。



今年の2月6日のブログで、”iPadに隠された脅威”を書いたが、これが真実になることを、まざまざと見せつけられた。数年経って、人々は振り返るだろう。そう、iPadがパーソナルコンピュータの流れを変えたのだと。かつて、Macintoshが個人にコンピュータとういものを解放したように、iPadがコンピュータというものをリビングに解放したのだ、と。
ビデオを観て分かる通り、iPadを手に持つ人の操作がスムーズなこと。人間の思考と操作が一体化している。iPadに対して、こうしたい、ああしたいという思いが、タッチ操作を中心として、なんとスムーズに展開されていることか。操作をしている人の思考の思い(ああしたい、こうしたいという思い)が、なんとスムーズにiPadに伝わっていることか。iPadは老若男女にコンピュータを、そしてインターネットを、そしてクラウドを解放するのだ。
ビデオをみて驚くのは、画面の切り替えや反応がなんとスムーズなことか。ARMベースのCPUでここまでできてしまうのだ。CPUの覇者インテルが、iCoreなんちゃらでブランド戦略、価格維持戦略を展開しているが、別にインテルのCPUにこだわらなくてもよいということだ。そう、ユーザのしたいことが実現できれば、CPUが何であれ、何MHzで動こうが、CPU Coreがいくつのっていようが関係ないのだ。(おそらくインテルも、とうの昔にそのことには気付いている。インテルのCMも最近よく見られるが、そのCMの内容は、インテルのCPUが入っているパソコンを使うと、こんな楽しいライフスタイルが描けますよ、的なCMになっている。とにかくインテルのブランドを、ライフスタイルの中に浸透させたいわけである。おいらは、インテルを否定している訳ではない。インテルのネームバリューは今でも絶大だし、この業界を牽引するすばしい企業である。)
KeynoteやPagesやNumbersのビデオを観ても、これは今日現在、OSとOffice toolsの覇者であるMicrosoftが提供するOfficeなんちゃらでは実現できていないUIを提供している。まったく次元の異なるオフィスツールなのだ。
そして、KBが常にLCD画面の前にある必要はない。文字を入力したいときに、画面の表面に現れてくれればいいのだ。ここの箇所をこうしたいと思ったときに、マウスでわざわざカーソルを移動する必要もない。思いのまま、画面の必要なポイントをタッチすればそれでいいのだ。
KBマウスよさようなら。iPadは物理的なKBマウスの拘束から解放してくれるのである。

iPadは今後のパーソナルコンピュータの流れを変えてしまう、まじヤバいプロダクトなのだ。